貸し会議室で使えるWi-Fiと有線LANのスペックや安全性は?
更新日:2024年06月08日
通信技術が発達した現代では、業務を効率良く進めるために「インターネット」は不可欠です。メールやクラウドの使用はもちろんのこと、ネットを通じてWebセミナーを配信したり、チャットツールを利用してクライアントと商談をしたり、多様的にインターネットを活用している企業も数多く存在します。 そんな時代においては、貸し会議室を利用するうえで「そもそもインターネットを使えるの?」「回線速度やセキュリティ性は?」など、ネット環境の有無や安全性が気になる方も少なくないでしょう。今回は、貸し会議室におけるインターネット環境、インターネット回線のスペックなどを詳しく紹介します。
目次
- 1.貸し会議室でもWi-Fiは使える?
- 2.貸し会議室のネットワーク回線のスペックは?
- 3.貸し会議室でWi-Fiと有線LANをつかうならどっちがいい?
- 4.貸し会議室でWi-Fiを利用するメリット
- 5.貸し会議室でWi-Fiを使う際の注意点
貸し会議室でもWi-Fiは使える?
結論から言えば、貸し会議室はWi-Fiを利用可能です。 従来の貸し会議室は、レンタルスペースのように「会議室を貸すだけ」の場所が多かったものの、現代は、サービスとしてWi-Fiを備えている貸し会議室がほとんどです。これは新型コロナウィルスの影響に伴い、ビジネスでインターネットを介したコミュニケーションが中心となったため、「貸し会議室でもWi-Fiの需要が増している」ことの表れと言えるでしょう。 「そもそもWi-Fi(ワイファイ)ってどんなものなの?」という疑問を持つ方のために、Wi-Fiの基本情報を説明すると、Wi-Fiとは「無線通信をする端末が互いに接続可能になる方式」の名称です。ルーター(親機)から発信された電波を子機が受け取ることで、インターネットに接続ができるという仕組みとなっています。 よりカンタンに言えば、スマホでもパソコンでも「Wi-Fiがあれば無線でインターネットに繋げられる」という認識でも構いません。先に挙げた通り、インターネットを介したコミュニケーションが中心となった現代においては、駅や空港、街中のコンビニといった様々な場所にWi-Fiが設置されています。
Wi-Fi | 有線LAN | |
---|---|---|
メリット |
電波が届く範囲ならどこでも接続可能 複数人が同時にインターネットに繋げる 配線が無いので見た目もスッキリ |
安定性が高く回線速度が低下しにくい 動画などの大量データに強い 不正アクセスを受けにくい |
デメリット |
有線よりも回線の安定性は低め セキュリティ性に劣る |
ケーブルの接続に手間がかかる 複数人が同時に利用しにくい |
Wi-Fiを使うと、有線LANでは届かなかった場所でもインターネットが利用出来るうえ、多人数が同時に接続することも可能です。ただし、Wi-Fiは「有線よりも通信が不安定になりやすい」、「セキュリティ性に劣る」といった欠点があります。貸し会議室の用途によって、Wi-Fiと有線LANを使い分けるのが理想です。貸し会議室によっては「Wi-Fiしか備えていない」というケースも少なくないので注意が必要です。 弊社、AP会議室では、多人数が接続しやすいWi-Fiと、安定性に優れた有線LANのどちらも完備しているのでご安心ください。
貸し会議室のネットワーク回線のスペックは?
さて、貸し会議室でもWi-Fiが使えることを説明できたところで、貸し会議室におけるネットワーク回線の「具体的なスペック」について解説しましょう。貸し会議室の回線は「設置場所によってスペックが異なる」という特徴があります。とりわけ貸し会議室のインターネット回線は、Web会議やWebセミナーなどの用途に使われるケースが多く、送信側と受信側のどちらも回線速度が重視される傾向にあります。
参考までに、AP会議室ではネットワーク回線として、1Gbps [下り / ベストエフォート]、500Mbps [上り / ベストエフォート] 光ファイバー【専有回線】を敷設しています。会議室の利用者以外のユーザーによるトラフィックの影響を受けず、安定したインターネット通信を利用可能です。
- 「通信の速度と安定性に優れ、Web会議やWebセミナーを配信しやすい回線」
- 「映像の乱れや遅延が発生しにくい、高音質・高画質を両立できる回線」
- 「外部の不正アクセスをしっかり防ぐ、セキュリティ性に優れた回線」
回線のスペックをより分かりやすく表現すれば、AP会議室では上記のようなネットワーク回線を使用しています。さらに、AP会議室のネットワーク回線は使用料金が無料なうえ、ITに精通した施設スタッフが常駐しているので、「ネットワーク回線の使い方が分からない」といった方でも安心してご利用いただくことが可能です。このほか、ネットワーク回線と併せて、Web会議やWebセミナーを配信するプロジェクター・ビデオカメラといった機材もすべて取り揃えています。
貸し会議室でWi-Fiと有線LANを使うならどっちがいい?
では、貸し会議室でWi-Fiと有線LANが両方あった場合、ネットワーク回線を使う際にどちらを利用すべきなのでしょうか。Web会議に貸し会議室のネットワーク回線を使うと仮定した場合、「会議の送信側(主催者)」と「会議の受信側(参加者)」とで回線を使い分けることを推奨します。端的にまとめれば…
- 会議の送信側(主催者)は有線LANがおすすめ
- 会議の受信側(会場内/サテライト/支店/自宅)はWi-Fiを使用するのが良いでしょう。
なぜなら、主催者としてWeb会議を送信する場合、ネットワーク回線に安定性と安全性、回線速度などが求められるからです。有線LANは、物理的な回線を使っている分、通信速度が安定しやすく、動画などの重いデータを送信するのにも向いています。おまけに、有線なので電波を飛ばす必要もなく、不正アクセスに対しても高い堅牢性を持っています。 一方、受診する側として会議に参加する場合「回線不要で接続がカンタン」、「場所を選ばずネットが使える」という特性を持つWi-Fiを利用するほうが、会議にも参加がしやすいのです。以上の点を考慮すると、貸し会議室は「有線LANとWi-Fiの両方を備えている場所」を選んだほうが賢明と言えるでしょう。どちらか一方のみしか備えていない貸し会議室でも、Web会議やWebセミナーを主催&参加することは可能ですが、使い勝手やセキュリティ性などの点を考えるとあまりおすすめできません。
貸し会議室でWi-Fiを利用するメリット
貸し会議室の主な料金体系は、オプションなどを除くと「部屋の使用料だけ」で完結します。そのため、Wi-Fi及び電源は、どれだけ使っても料金が発生しない、いわゆる「使い放題」がほとんどです。会社内に会議室があっても「Wi-Fi環境がなくてWeb会議を開催できない」といった企業にとっては、自由にWi-Fiやインターネットが使える貸し会議室が重宝します。もちろん、会議やセミナーの配信に必要な備品も取り揃えられているので、「Wi-Fi環境があっても開催に必要な設備が自社にない」という企業にもおすすめです。 また、Wi-Fiを使えば外部から業務データの送信や受診なども容易に行えるので、貸し会議室をテレワークとして利用したり、サテライトオフィスの開設場所として活用したりするのも良い方法と言えるでしょう。労働環境に多様性を持たせられる点を挙げれば、貸し会議室を上手に利用することで、政府が提唱する「働き方改革」も推し進めやすくなるのです。
貸し会議室でWi-Fiを使う際の注意点
とはいえ、繰り返しになりますが、貸し会議室によっては「Wi-Fiしか備えていない」、「有線LANだけしか使用できない」というケースもあります。また、施設によっては回線が遅かったり、接続が切れたりすることもしばしばです。貸し会議室を利用するまえにネットワーク回線の具体的なスペック、及び料金体系などを事前に調べておくことをおすすめします。
ミーティングスペースAPのインターネット環境を紹介
AP会議室では、各会議室とロビーでWi-Fiを無料でご利用可能です。有線LANとWi-Fiの両方を全施設で使えるため、Web会議の主催者と参加者のどちらにとっても快適な環境をご提供できます。「ネット環境が充実した貸し会議室を探している」といった方であれば、AP会議室をご利用してはいかがでしょうか。
さらに、AP会議室では「Web会議やWebセミナーを貸し会議室で開催したい!」という方に向け、参加人数に合わせて約10~20名規模の「コンパクトWEB会議」と、約30~100名規模の「スタンダートWEB会議」のプランを揃えています。こちらは、配信用のパソコンやカメラのような、Web会議やWebセミナーの開催に必要な設備がセットとなったプランで、手軽にすぐWeb会議やWebセミナーを開催したい企業に最適です。とりわけ、Web会議やWebセミナーを開催するには、機器の準備や場所の設営にどうしても労力が必要となるので、時間を節約して開催したいという方にもプランの利用を是非おすすめします。
AP OnLine ショールーム オープンフェアを開催しています
「決して失敗が許されない」オンライン会議やeスポーツイベントを開催するために〜〜超高速ネットワーク回線を複数完備し、さらに「まさかに備えた」バックアップ回線まで。高速かつ安心のオンラインイベントをご開催ください。常駐のスタッフのサポートもあり、機材・コミュニケーションの両面から安心して開催いただけます。あらかじめショールームで配信機器をじっくり体感・思う存分お試しいただいて、本番をお迎えください。