ウェビナー(Webinar)とは?どんなメリットやデメリットがあるの?
更新日:2023年08月08日
会社説明会のオンライン開催をご検討されている採用担当の方、個別でセミナーをご検討の方、あるいはウェビナーに関心がある方も、ぜひ当コンテンツをご覧ください。以下では、ウェビナーの特徴をはじめ、開催者側と視聴者側に分けてメリット・デメリット、ウェビナーを貸し会議室で開催する有用性などを詳しくご紹介します。
目次
- 1.ウェビナー(Webinar)とは?
- 2.ウェビナーの配信方法
- 3.ウェビナーのメリット
- 4.ウェビナーのデメリット
- 5.貸し会議室でウェビナーを開催するメリット
- 6.貸し会議室のウェビナーご利用事例
ウェビナー(Webinar)とは?
ウェビナーとは、ウェブとセミナーを合わせた造語で、端的に言えば「インターネット上で配信するセミナー」のことです。セミナーそのものだけではなく、「セミナーを配信するツール」もウェビナーと呼ばれます。2020年には、新型コロナウイルスが世界的に猛威を振るい、対面でのコミュニケーションを自粛する動きが広まりました。当コンテンツをご覧になられている方の中にも、実際に「営業やイベントの実施を自粛せざる得なくなった」という方も少なくないでしょう。
新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、2020年3月に「イベントの開催自粛」要請が出されました。これを皮切りに、日本ではイベントの中止が相次ぎ、本来であれば毎年春先から行なわれる会社説明会においても自粛を余儀なくされました。
この社会情勢が、オンラインで完結するウェビナーの需要を高めるきっかけになったのです。WEB会議が手軽にできるツール「Zoom」や「Skype」などの急速な普及も相まって、ウェビナーへ積極的にチャレンジする企業や団体が増えました。ウェビナーは、インターネットの活用が進んでいるポストコロナ社会において、セミナーの開催を実現するのに極めて有効な方法なのです。
ウェビナーの配信方法
ウェビナーの配信方法には2種類あります。1つはリアルタイム配信、もう1つはオンデマンド配信です。
リアルタイム配信(双方向配信)
その名の通り、リアルタイム配信とは配信時間をあらかじめ決めておき、リアルタイムにウェビナーを行うスタイルです。生中継の配信方法にちなんで「ライブ配信」と呼ばれることもあります。参加者と運営者共に決まった時間に参加する必要がありますが、参加者・運営者の双方向のコミュニケーションを取れるというメリットがあります。参加者はリアルタイムで質問ができますし、運営側も生の感想や疑問をすぐに貰えるのがポイントです。
その特性から、リアルタイム配信はセミナー以外にも、音楽イベント配信の用途に利用するアーティストも増えています。ライブ感の溢れるセミナーの配信を行いたい際には最適な方法ですが、リアルタイムという都合上、「突発的な配信トラブルに弱い」という欠点もあります。配信の際は、通信環境や音響設備などを整えておく必要があるでしょう。
オンデマンド配信(一方向配信)
オンデマンド配信は、録画した動画を後日配信し、参加者が24時間いつでも視聴できる配信スタイルです。リアルタイム配信とは真逆の特性を備えた配信方法と言えるでしょう。先撮りした動画を視聴してもらうため、参加者からの質問・相談をリアルタイムで貰うことはできませんが、ライブ配信への参加が難しい方にも視聴してもらえるメリットがあります。
中にはリアルタイム配信を行った後で、配信の様子をそのままオンデマンド配信することもあります。特に、試験対策講座やスキル習得講座といった勉強がメインのウェビナーでは「授業用のライブ配信」と「復習用のオンデマンド配信」の両方を採用するケースも多く散見されます。
リアルタイム配信とオンデマンド配信の違いをわかりやすく例えれば、「生放送」と「録画放送」の違いとなります。ウェビナーを開催する上で、「どちらを採用するか」はさじ加減が難しいところですが、いつ視聴しても問題ないものはあらかじめ公開しておき、別途リアルタイム配信限定のイベントを用意するのも一つの手段です。
ウェビナーのメリット
オンラインで完結するウェビナーのメリットについて、運営者側と参加者側のそれぞれの視点から解説します。
運営者側のメリット
- ・集客がしやすい
- ・コスト削減ができる
- ・複雑な情報も資料を駆使することでわかりやすく伝えられる
ウェビナーはオンライン開催ができるため、人数・場所を問わずに集客できるというメリットがあります。また、インターネットから配信するため、開催のために別の会場を借りる必要がありません。設備がない場合は会場を借りることになりますが、その際も参加者を考慮して大きな会場を借りる必要がないため、コストをぐんと抑えられます。さらに、オンラインであれば資料を全員の画面に共有でき、運営側が任意で切り替えが可能です。画面の操作がしやすい分、複雑な情報もスムーズに伝えられるのもポイントと言えるでしょう。
参加者側のメリット
- ・どこでも参加ができる
- ・交通費や時間がかからない
- ・チャットを使えば好きなタイミングで質問・発言ができる
ウェビナーにおける参加者側のメリットは、デバイスとネット環境があればどこでも参加ができる点です。会場まで移動する時間も交通費もかからないのは、参加者にとって嬉しいポイントです。また、リアルタイム配信の際にはチャットで質問を受け付けていることもあり、任意のタイミングで質問を送ることも可能です。オンラインでありながら、疑問を疑問のままにせずセミナーに参加できるというメリットもあります。
ウェビナーのデメリット
手軽に配信できるのが魅力のウェビナーですが、リアルのセミナーにはないオンライン特有のデメリットも存在します。
運営者側のデメリット
- ・実際のセミナーと比べて参加者の反応がわかりづらい
- ・接続障害・システム障害が起こる可能性がある
会場に集まるセミナーであれば、参加している方の顔を見渡せるため、熱量を肌で感じ取ることができます。参加者の意欲によって、話の流れを調整することも容易でしょう。ですが、ウェビナーはあくまでオンライン上で開催されるセミナーです。端的に言えば、登壇者は「何もない空間」に向かってセミナーをすることになり、参加者がどれくらいの熱量をもって聞いているかを把握しづらいのです。このほか、インターネット環境や接続障害など予期せぬトラブルでセミナーが一時中断されてしまう可能性もあるでしょう。配信方法の項で紹介した通り、環境の整備を盤石にしておく必要があります。
参加者側のデメリット
- ・インターネット環境や場所によって配信が見られない可能性がある
- ・通信機器が苦手な人は、なかなか参加しにくい
参加者側の負担として、「インターネット環境を自力で整える必要がある」という点が挙げられます。とりわけ、スマホやパソコンの操作が不慣れな方は、ウェビナーに参加することが難しく、セミナー参加のハードルが高くなってしまうでしょう。もしも、通信機器に慣れていない参加者が多い場合は、事前にウェビナーのテスト配信に参加してもらって感覚を掴んでもらう、といったフォローが必要です。
貸し会議室でウェビナーを開催するメリット
いざウェビナーを開くといっても、カメラやマイクなどの設備をすぐには揃えられない、というケースもあります。そんな時に心強い味方になってくれるのが、「貸し会議室」の存在です。ウェビナーを開催するために「貸し会議室」を利用するメリットは、以下の通りです。
- ・安定・快適なライブ配信が可能
- ・必要な機材・設備などあらかじめ用意してくれる
貸し会議室では、インターネット回線(専用光回線)やカメラ・マイクなどの設備までレンタルできるため、すぐにでもウェビナーを始められる手軽さが魅力です。ミーティングスペースAPの貸し会議室なら、感染予防対策にも考慮したウェビナーを開催できます。会議室の中・備品・ドアノブの除菌を徹底していることはもちろんですが、会議室には手指消毒用のアルコールを設置するなど、ウェビナー中の感染対策も万全です。
おまけに、インターネット回線やカメラといった設備の設営も会議室のスタッフにお任せできます。準備に手間がかからない上、IT技術や知識に自信のない方でもウェビナーを開催できるのは、運営者側にとって嬉しいポイントと言えるでしょう。
貸し会議室のウェビナーご利用事例
最後に、貸し会議室におけるウェビナーのご利用事例を紹介しましょう。
AP市ヶ谷
>>ウェビナー(Webinar)開催 (オンラインのみ) - ご利用事例 - 貸し会議室ならAP市ヶ谷>>ウェビナー(Webinar)開催 (オンサイト含む) - ご利用事例 - 貸し会議室ならAP市ヶ谷
ウェビナーとしてオンライン参加をメインにしつつ、現場に数名だけ参加者を招きたいというケースもあるかもしれません。AP市ヶ谷では、少し広めの会議室を使えば、ウェビナーと対面セミナーの両方を実現する「複合型のウェビナー」も開催できます。貸し会議室では机やいすを自在に配置できるので、ソーシャルディスタンスに考慮したレイアウトにすることも可能です。数十名から数百名規模の参加者を想定としたウェビナーの開催を検討している方であれば、ぜひAP市ヶ谷へご相談ください。
AP西新宿
>>ライブ配信を行いました。 - ご利用事例 - 貸し会議室ならAP西新宿
AP西新宿は、都知事選挙関連のライブ中継にも使われた貸し会議室です。各メディアや報道関係者の方にも、スムーズにご利用頂けました。ライブ中継時にはワンフロアを貸し切り、映像チェックの部屋や控え室代わりになる部屋も設けることができます。貸し会議室であれば、規模を問わず、参加人数や用途に合わせた柔軟なレイアウトが可能です。
メリットの項で紹介した通り、オンラインでセミナーを配信する利点は、参加者が「どこでも、どんな状況でも参加できる」というところです。視聴時の反応を促すことはもちろん大切ですが、双方向性にこだわると参加者の心理的ハードルが大きくなり、ウェビナーならではの良さを弱めてしまうことにもつながります。
参加者との「対話」をどのように行うかは、ウェビナーを開く前に検討しておきましょう。貸し会議室を利用すれば、オンライン完結型のウェビナーも、会場に少数の参加者を招く複合型のウェビナーも開催できます。レンタルスペースでウェビナーを検討されている方は、ぜひミーティングスペースAPへご相談ください。
AP OnLine ショールーム オープンフェアを開催しています
「決して失敗が許されない」オンライン会議やeスポーツイベントを開催するために〜〜超高速ネットワーク回線を複数完備し、さらに「まさかに備えた」バックアップ回線まで。高速かつ安心のオンラインイベントをご開催ください。常駐のスタッフのサポートもあり、機材・コミュニケーションの両面から安心して開催いただけます。あらかじめショールームで配信機器をじっくり体感・思う存分お試しいただいて、本番をお迎えください。