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【AP日本橋お役立ち情報局】現場で使えるリーダーシップの極意:新リーダーが最初に学ぶべきポイント~メンバーの協力を引き出す、リーダーに必要なスキルと対処法【会話でわかるビジネスに役立つ知識シリーズ/第2回】

2024年11月 1日

こんにちは!AP日本橋お役立ち情報局・編集部の前田です。11月に入りました。ついに寒さが来たといったところでしょうか。2024年~2025年イベントやセミナー、企業研修での、外部貸し会議室の押さえも活発になる季節です。当会場も問合せがかなり増えておりまして、上向きな流れが来ていることを実感しております。さて、先日からミニシリーズといたしまして、【会話でわかるビジネスに役立つ知識シリーズ】を掲載しております。今回は第2回目、テーマを何にしようかなと考えていたところ、、、そう、私のところにも相談が多くなってきている、対人関係スキルの話を少々させていただければと思いまして企画いたしました。少しでも参考になれば幸いでございます。


1. 理論から実践まで、すぐに成果が出るリーダーシップ入門


Aさん:「こんにちは、前田さん。リーダーシップについて教えていただけますか?いろいろなスキルや理論があると聞いたのですが、どこから学べばいいのか分からなくて...。なんやかんや書籍や、ビジネス動画などを見まくったのですが、いまいちわからなくて、、、。」


前田:「こんにちは、Aさん!今回もよろしくお願いします。そうですね、リーダーシップについてはさまざまな理論やスキルがありますからね。今日は新しいリーダーとして役立つポイントを中心にお話ししていきますね。この記事を読むことで、例えば『どうすればメンバーと良い関係を築けるのか?』や『どうやって意思決定をすればいいのか?』といったような"疑問"が解消できるヒントを得られると思いますよ。それでは、本日もよろしくお願いします。」


Aさん:「それは心強いですね。よろしくお願いします!」


前田:「まず、リーダーシップにはいくつかの主要なスキルが必要です。『コンセプチュアル・スキル』『ヒューマン・スキル』『テクニカル・スキル』の3つが代表的です。それぞれのスキルがどう役立っていくのかを順番に詳しく見ていきましょう。」


2.リーダーシップに必要な3つのスキル


Aさん:「コンセプチュアル・スキル、ヒューマン・スキル、テクニカル・スキル...ですね。鬼のように難しそうですね、、、。」


前田:「大丈夫ですよ。そう感じるかもしれませんが、順を追って説明しますね。まず、コンセプチュアル・スキルですが、これは"全体を見渡して戦略的に考える力"です。リーダーは個々のタスクだけでなく、チーム全体の方向性や全体像を把握することが大切です。まずは一歩引いて全体を見てください。(全体構造)」


Aさん:「なるほど。まずは、チーム全体を見渡す力が必要なんですね。(一歩引くか)」


前田:「はい。そしてヒューマン・スキル、これは対人関係力です。コミュニケーションがスムーズだと、ほんまにメンバーが意見を出しやすくなるので、信頼関係が生まれやすくなりますよね。ギスギスした寒い、ドロドロベトベトな空間では信頼関係は生まれません。」


Aさん:「確かに、話しやすい雰囲気は大事ですね。(しかし、ドロドロベトベトは嫌すぎます)」


前田:「最後はテクニカル・スキルです。リーダーも業務知識や技術に詳しいと、メンバーの悩みや課題に的確に対応できますから、特に新しいリーダーはマネジメントだけでなく、実務的な即実践で使える実務テクニックも忘れずに。」


Aさん:「実際に業務に詳しいとメンバーも頼りにしやすいですね。勉強になりますね。」


前田:「ここまでが基本的なスキルなんですが、他にもリーダーシップ理論がいくつかあるので、次に紹介しますね。」



3. コミュニケーション力はビジネススキルの王様


Aさん:「次はリーダーシップ理論ですね。」


前田:「はい。まず、リーダーに欠かせないのが先にも出ましたが、なんといっても"コミュニケーション力"です。リーダーは、メンバーに明確に伝え、しっかりと意見を引き出すことが求められます。『伝える力』と『聞く力』のバランスが大切です。この能力が一番のキモになりますね。」


Aさん:「言われてみれば、リーダーが聞き役に徹するときも多いですね。上からの指示も的確に伝えて、下からの話も聞き、上へ繋げる、、、」


前田:「そうなんです。リッカートのリーダーシップ理論では、管理者が『連結ピン』としての役割を果たすことで、組織内のコミュニケーションが円滑になるとされています。連結ピンというのは、上下の層をつなぐ存在という意味です。別々のものをつなぐ大事な能力です。」


Aさん:「なるほど。管理者が間に入ることで、部署内の連携がスムーズになるんですね。」


前田:「その通りです。たとえば、上層部からの目標やビジョン、着地点を分かりやすくメンバーに伝えたり、逆にメンバーの声を上に届けたりする役割ですね。そうすることで、メンバー同士の信頼関係も強まり、協力しやすい環境が作れるんです。」


Aさん:「コミュニケーションって、単に話すだけじゃなくて、チーム全体の関係性を築く重要な役割があるんですね。」


前田:「まさに。リーダーがうまく連結ピンになれるかどうかで、チーム全体の空気が変わると思ってください。」


4. 意思決定力〜迅速な判断ができるか


Aさん:「次に大切なリーダーシップの要素は何でしょう?」


前田:「意思決定力です。リーダーは、日々さまざまな判断を迫られますよね。この際、コンセプチュアル・スキルを活かして、戦略的かつ全体を見据えた決断をするのが理想です。」


Aさん:「リーダーが迷っていると、メンバーもめっちゃ困りますよね。迷えるなんちゃら、、、。」


前田:「そうですね。それから、意思決定にはチームを巻き込むのも効果的です。レビンのリーダーシップ理論によると、『民主型リーダーシップ』がチーム全体の協力を促すとされています。つまり、リーダーが自分の意見だけでなく、メンバーの意見も取り入れると、より強いチームができるんです。どんどん意見を取り入れて巻き込んでいきましょう。全体最適化には、巻き込み力が非常に有効です。ぐるんぐるんに巻き込んでいきましょう!」


Aさん:「みんなの意見を聞きながら進めることで、チームの一体感が増すんですね。(ぐるんぐるんって、、、)」


前田:「そうなんです。繰り返しになりますが、一体感=全体最適化=巻き込み力です。民主型リーダーシップは、メンバーのモチベーションも、かなり高まりやすいですし、意思決定にみんなが関わることで責任感も育てられますよ。責任感、大事ですからね。」


Aさん:「なるほど。意思決定も一方的ではなく、巻き込みが重要ですね。(ここでも、ぐるんぐるんが有効、、、)」


5. 問題解決力の重要性とは


Aさん:「次は問題解決力ですね。リーダーは何かトラブルがあったときに頼りにされますよね。」


前田:「その通りです。リーダーには、メンバーが困っているときに冷静に問題を分析し、解決策を見つける力が求められます。ここでは、テクニカル・スキルが役立ちますね。実務の知識や技術があると、より具体的で実践的なアドバイスができるので、メンバーも安心して頼れるので、やはり経験があるとかなり有利です。」


Aさん:「確かに。リーダーが実務に詳しいと心強いですよね。」


前田:「また、問題解決にはシンプルなフレームワークを使うのも効果的です。たとえば、問題を『原因→解決策→行動計画』という順で整理して考えると、スムーズに対策を見つけやすくなります。」


Aさん:「整理して考えるのが大切なんですね。でも、リーダーとしての問題解決力って、もう少し上の視点も必要なんじゃないかなと思ったりするのですが、どうでしょうか」


前田:「その通りです!いい質問ですね。問題を単なるトラブルとしてではなく、チーム全体の成長や改善につなげるチャンスとして捉えると良いですね。困難に直面しているときこそ、チーム全員で協力しながら解決を図るのが理想的です。究極には、チームメンバーが勝手に動くようになるのが理想ですね。私のチームでもメンバーが自分自身で考えて最適な解へ勝手に動くことを推奨しています。」


Aさん:「なるほど。リーダーの問題解決力は、ただ解決するだけでなく、チームの成長につながるんですね。最強チームを作りたいですね。」


前田:「強いチーム=強い会社を作ることになりますからね。」


6. 共感力は、やはり必要です!


Aさん:「次は共感力ですね。リーダーが共感力を持つことは、どのようなメリットがあるんでしょう?」


前田:「共感力は、チームのメンバーを理解し、支援する力です。リーダーが共感力を発揮すると、メンバーが話しやすい雰囲気になるので、不安や悩みも相談しやすくなります。これはリーダーシップでいう『ヒューマン・スキル』にも通じる部分ですね。たまに、圧がすごくてバリバリに話しにくいリーダーもいますからね。気を付けないといけません(笑)」


Aさん:「リーダーが共感的だと、メンバーも安心して働けるようになる気がします。圧がすごいのは勘弁してほしい(笑)」


前田:「その通りです。また、リーダーが共感を示すことで、メンバーがリーダーを信頼しやすくなり、チームの一体感が生まれます。共感力を持つリーダーがいると、自然とメンバー間の協力も促されるんですよ。」


Aさん:「ただ指示を出すのではなく、メンバーの気持ちを理解するのが大事なんですね。」


前田:「そうですね。共感力のあるリーダーは、メンバーの意見を引き出しやすく、チーム全体の協力関係も築きやすいです。これがチームのパフォーマンス向上にもつながっていきます。最強チームをつくるために、絶対的に必要な力です。」


7. 柔軟性と適応力~頭をやわらかくしよう!


Aさん:「最後は柔軟性と適応力ですね。どんな場面で特に重要になるんでしょうか?」


前田:「特に、昨今のような変化の多い現代では、リーダーが状況に応じて柔軟に対応する力が必要でして、ここで役立つのが、コンティンジェンシー理論や、SL理論となります。これらの理論では、リーダーシップは「状況」や「メンバーの成長段階」に応じて変えるべきだとされていますね。」


Aさん:「ということは、同じ方法がいつも通用するわけではない、ということですね?」


前田:「その通りです!SL理論では、メンバーが初心者なのか、ある程度スキルがあるのか、または高度なスキルを持っているのかによって、リーダーシップのスタイルを『指示型』『説得型』『参加型』『委任型』に分けて柔軟に対応するのが良いとされていますね。」


Aさん:「メンバーによっても、スタイルを変えた方がいいんですね。」


前田:「ええ、またパス・ゴール理論では、リーダーがメンバーの目標達成を支援する役割を果たすことが大事だとされています。リーダーがメンバーの目標を明確にし、達成しやすい環境を整えることで、メンバーのモチベーションも高まります。まずはゴール(完成品)を見せていくスタイルが有効です。」


Aさん:「柔軟性を持ってサポートしながら、状況に応じたリーダーシップを発揮する...奥が深いですね。」


前田:「ここまで、リーダーシップに必要なスキルや理論についてお話ししましたが、リーダーシップは一朝一夕で身につくものではありません。今日お伝えした内容を日々の業務の中で意識し、実践し続けることが大切です。続ける事ができるかが勝負の分かれ目です。」


Aさん:「確かに、やることは多いですが、少しずつ実践していきたいと思います。」


前田:「ぜひそうしてください。どのスキルや理論も、リーダーとしてチームの信頼を築くのに、ものすごく役立ちますよ。」


8.エピローグ:おまけ(お悩み相談)


Aさん:「最後に1つ、ちょっと難しい質問です。もし、協調性がないメンバーがいたら、どう対処すればいいでしょうか?」


前田:「うう、なかなかな質問ですね(笑) まず、そのメンバーが協調性を欠いている原因を探ることが大切です。たとえば、モチベーションが低下しているのか、役割に不満があるのか、個人的な問題が影響しているのかなど、状況を把握することが重要となります。」


Aさん:「なるほど、まず原因を探るんですね。」


前田:「はい。その上で、SL理論を使ったアプローチを考えます。SL理論では、メンバーの熟練度や意欲に応じてリーダーシップスタイルを調整することが効果的とされています。この理論によれば、もしそのメンバーがベテランで業務スキルは高いけれど協調性が低い場合、『委任型』と『参加型』のスタイルを工夫して使うと良いでしょう。」


Aさん:「なるほど。具体的にはどうしたら良いでしょうか?」


前田:「例えば、まずは『委任型』を意識して、そのメンバーに自主性を与えつつ、自身のやり方でプロジェクトを進める自由を持たせるのです。ただし、この際にチーム全体の目標や方針、コミュニケーションの重要性を明確に伝え、協力の意義を強調します。」


Aさん:「ベテランならではの自主性を活かしつつ、協調の重要性を伝えるわけですね。」


前田:「そうです。加えて、ポイントとしては『参加型』のスタイルも適度に取り入れることが大事です。たとえば、チーム会議や重要な意思決定の場で、協力的な行動を促しながら意見を出してもらうことで、協調への意識を持たせる機会を増やします。」


Aさん:「委任しながら、適度に参加を促して協調意識を持たせるんですね。」


前田:「ええ、こうしたステップを通じて、少しずつ協力関係が築かれるケースも多いですよ。最初は抵抗があっても、リーダーが適切にサポートしながら信頼関係を育むことで、徐々に協調性が引き出されることが期待できるかと思います。」


Aさん:「とても参考になりました。そういったメンバーとも、うまく協力していけそうです。」


前田:「そう、その調子です。最強チームの誕生、期待してますよ!」 


おつかれ様でした。ここまで、お読みいただきありがとうございます!リーダーシップの実践に参考になれば幸いです。→第3回へつづく



【会話でわかるビジネスに役立つ知識シリーズ/第1回】
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